紅白歌合戦は当初は大晦日の放送ではなかった！

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ＮＨＫ紅白歌合戦は当初「紅白音楽試合」と呼ばれていた

依然、テレビ放送がスタートしていない
１９４５年（昭和20年）１月３日、「紅白音楽試合」
というラジオ番組が 放送されました。

これが今の紅白歌合戦の元になる番組です。

しかし、現在とは異なり後悔放送ではなく、
歌手も男と女に分類されるようなもの
じゃなかったということです。

それから、その当時は終戦間際で、
ＧＨＱの統治下にあったことで番組の企画書から
台本まで残らず監視の 対象でした。

従って、企画書の紅白歌合戦の「合戦」の所を
バトル（戦争）と翻訳され、負けた国の日本が戦争とは
どうゆうことだとなり、

合戦という言葉を使用することができず、
合戦を 試合（マッチ）に変更、紅白音楽『試合』」
という番組名になったとのこと。

番組名は歌でなく音楽となっているもので、
歌のみならずに琴や尺八、
バイオリンやバンドの演奏があったんだそうです。

紅白歌合戦は1951年から

１９５１年から１９５３年までは現在の
「紅白歌合戦」になり、歌手だけが出場する
番組になりましたが、まだラジオ番組でした。

さらにお正月の番組で観客のいない
非公開放送である所は「紅白音楽試合」と同じです。

そして、１９５３年になるといよいよテレビ放送が
始まりました。

そして、紅白歌合戦のテレビ版は大晦日に
放送日が決まりました。

すなわち１９５３年は１月にラジオ番組で、
１２月にテレビ番組で、紅白歌合戦が２回
行われたことになります。

そのテレビ放送の回から「第４回紅白歌合戦」
と回数をうたい、今日のように観客を前にして行う
公開番組になったというわけです。

大晦日に紅白歌合戦を行うのは
忙しい売れっ子歌手の側のもメリットもあります。

大晦日に紅白歌合戦を行なうおかげで、
お正月が多忙な人気の歌手たちの予定の
段取りを上手に行うことができるようになりました。

年明けであれば出演が簡単ではなかった
人気者たちを、放送日を大晦日にすることで
出演させられるようになって、

番組は大注目されるようになりました。

歌手達の手配するための大晦日の
番組だったんですが、回を繰り返すにつれ、
「大晦日といえば紅白歌合戦」になって いったというわけです。

まとめ

紅白歌合戦の前進は「紅白音楽試合」という
ラジオ番組だった。

1951年から「紅白歌合戦」とネーミングされたが、
まだラジオ番組で正月番組だった。

1953年からテレビの公開放送が始まった。

最近では視聴率が思わしくなく紅白離れ
などと言われていますが、まだまだお化け番組ではあります。

もし紅白歌合戦が終了するようなことが
あったらかなりショックでしょうね。

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