ウナギは私たち日本人にとっては身近な食べ物ですが、
その生態には謎がたくさんあります。

今回はそのウナギの生体の謎を調べてみました。
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ウナギは、世界中の温帯から熱帯を中心に生息する魚。

そのうち、東アジアに生息する「ニホンウナギ」は、
グアム島の沖合、スルガ海山付近で産卵することが
東京大学海洋研究所の調査によって解明されました。
2006年(平成18年)

そこで産卵されたウナギの卵は孵化後、
およそ2年をかけてシラスウナギ(稚魚)となり、
日本の川にたどりついたあと、約1年半で
ニホンウナギに成長します。

天然のウナギとして捕獲されるのは、
川に居るこの時期になります。

日本で流通しているウナギのほとんどは
養殖物で、天然ウナギは1%以下ということですから
いかに貴重なものかということです。

この天然のウナギの特徴は、よく運動しているために
身がよく引き締まっていて、脂肪分が少ないということ。

そして、一番の特徴が「すべてオス」ということ。

その理由は、ウナギが雌雄同体だということです。

捕獲される川にいるときは、オスとして
生殖腺が発達する時期だからです。

ウナギはオスになったり、メスになったりして
成長していくのです。

海にいるときには、産卵するためにメスになり、
川にいる時にはオスになるということ。

この天然ウナギであるニホンウナギは、
春から夏にかけて捕獲されたときには
皮が軟らかくてあっさりした味だそうです。

逆に、秋に捕獲されたウナギは
栄養が蓄えられているのでコラーゲンが
豊富な肉厚のウナギになるそうです。

ちなみに、産卵のために皮を下るウナギを
「下りウナギ」といいますが、そのお腹のなかには
卵巣と精巣があります。

まだまだ、ウナギには謎の生態があるようなので
もっと解明されるといいですね。

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